どんなに医療が進歩しても、大切にすべきは“幸せな生活”であると思います。
治療を推し進めることが生活を困難にさせることもあります。
その子が家族の中でどんな存在か
普段どういう生活をしているのかを知らないと最善の提案はできません。
そして飼い主さんが重要視していることが何なのかについても
思いを巡らせ共感するには、私たちが自分ごととして
関心を持って飼い主さんの思いに向き合う必要があり
そのためには私たち自身も幸せであり
日々の生活を大切にしていなければならないと思います。
私たちは海を愛しています。
縁あって出会う方々は同じ船に乗り合う仲間であると思っています。
それは、患者さまはもちろんスタッフも外部の協力先も同様です。
目的地は"幸せな人生を全うすること"。
それぞれが思う“幸せのカタチ"に違いがあっても
"幸せだと感じる気持ち"には差がないと信じています。
この度、あざみ野の地に病院を開設するにあたり
地域の動物医療における“心の拠りどころ"になりたい。
その想いを、私達らしく灯台のシンボルとして掲げました。
動物の命は人と比べあまりにも短く
共に過ごすかけがいのない時間を一日でも長く
本当に幸せだったと振り返る時間が一日でも永く続くよう
我々はずっと仲間であり続けます。
院長・獣医師
渡辺 英一郎
(わたなべ えいいちろう)